1.先生につくべきか?                      ホームへ戻る 

 

 私は10年ほど独学でやっていました。好きな曲を好きなように弾いていました。

習った方がいいとは思いつつ、仕事柄、決まった日時に行くことが難しかったり

レッスンに合わせて予習していくことができない等と考えていました。

そして、自分で楽しめればいいからと言うことで、弾いていましたが

まともな曲は一つもありませんでした。

 

 練習もやったりやらなかったり!こんなことでうまくなるはずがありません。

自己満足以外の何者でもなかったわけです。

 

今から考えると間違った努力をしているために、一生懸命やればやるほど、

悪い癖がついてどんどん悪い方向へ向かっていました。

 

そんな頃、中学のクラス会があり、サックスを吹く友達と、ウッドベースを弾く友達に

出会いました。そこで一度セッションしようと言うことになり、やってみました。

 

ガキの頃の友達なので、全く遠慮のない批評が返ってきました。

 

「自分だけの世界で弾いている。他の楽器の音を聞いていない」

「リズムがなってない。」

「まちがえてもいいけど、絶対止まるな!」

「楽譜、ちゃんと読んでる?」

「ここは、こう弾くのが常識だろう!」

といった次第で、自分のプライドも随分傷つきました。

 

そんな訳で、私は独学の限界を悟り、ヤマハへ行きました。

 

そういった私の経験から言えることは

 本気でピアノをやるのであれば、いますぐに先生につくべきです

あるいは、いい先生につけば、その先生が本気にさせてくれます。

いい先生につくことが、あなたのピアノ人生をすばらしいものにします。

 

「大人だから、適当に」と考える先生につくと、あなたの可能性は「所詮この程度・・・」で終わります。

 

 いい先生とは、あなたに合った教え方をしてくれる先生と言うことを意味します。そしてあなたが

成長するように指導してくれます。

 

 次に、先生とは、(ピアノの先生ごめんなさい)最初から最後まで一人の先生に見てもらうのではなく、

ヤドカリが殻を変えていくように、自分の成長に合わせて変えていく必要があると思います。

 教え方も千差万別です。最終のゴールは同じでも、たどる道は先生によってかなり違います。

以前の先生の指導では、どうしてもできなかったことが、先生を変わることによって、できるようになる

と言うことは、しばしばあります。

 

そして重要なことですが、絶対に個人レッスンにするべきです。

 

余談になりますが 

 私は最初、ヤマハのポピュラーピアノコースに入りました。グループレッスンです。

実に様々な人たち(当然、腕前も様々です。)がいました。

 

そんな中で、先生も大変です。何人かの、レベルも、個性も、年齢も、全く違う人たちを

一緒に見るわけですから。当然目が行き届きません。先生自身も、じっくり構えて、

その人に合った上達方法を教えることができません。

また、ピアノでどういうことがしたいのか、どこまで行きたいのかを話す時間もありません。

 例え、いい先生であっても、いい指導ができないシステムになっています。

 

 ここで、問題なのは、ヤマハ側の体質です。営利企業ですから当然かも知れませんが、先生に

たくさんの生徒をこなすように要求します。そして生徒をやめさせないことが至上命令です。

そのため先生は、生徒の可能性を引き出すことはせずに、やめないように生徒に迎合

するようになります。

 逆にやめる人が続いたら、どういう教え方をしているんだ?ということになります。

その結果、先生が傷つき、私も、いやな思いをしました。

 

  そんな訳で、絶対、個人レッスンを選んでください。

そこで、いい先生に出会えたらあなたのピアノライフはすばらしいものになります。 ホームへ戻る