ピアノを替えました。                              ホームへ戻る

 

 ヤマハのG3(平成元年製)からカワイのRX-EUへ

 

 買ったのは、カワイのRX2 ヨーロッパ仕様、響板は、イタリアのチレーサ社製、弦はドイツ製、

ハンマーはイギリス製とか。以前から、今のグランドが、5畳の部屋においてあるので、

かなりやかましい。歳のせいか、だんだん耳が疲れるような気がしていました。そこで、

3タイプから2タイプにして、音のボリュームを下げようと思っていました。 

 

最初は、中古でもいいかな、と思っていたのですが、先月、カワイが新製品を出したので型遅れに

なったこの商品が、一台限り残っていると聞いて、俄然傾いてしまいました。また、提示価格もかなり

満足のいくものでした。(すみません。セールスとの約束で、公表できません。)

 

そして、決断の後押しをしたのが、次の2点 

 

一点は、今のグランドの買取を、ネットで調べて、片っ端から電話してみました。平成元年に購入

したので、19年経っている。5年ほど前に一度聞いてみたことがあったが、そのときは40万といわ

れたので、30万くらいかな?と思っていました。

 最初は、割と有名なピアノ買い取りセンター。製造番号を言ったら、35万から40万とのこと。

(オッ、余り下がっていない、ラッキー!)次はヤ○ハ。33万。(妥当かも知れないけど、上の店に

比べたら、渋い。自社の製品だからもうちょっと頑張って欲しい。)

 

 次は、聞いたことのない店・・・47万(ここで耳を疑った。)これならいいかなと思っていたが、もう一軒

かけてみた。製造番号を言ったら、向こうから、ご希望はおいくらですか?と来た。「ウーン」と少々

考えて「50万」といったら、今度は、向こうも「ウーン」と考えて、「かなり厳しいけれど何とかします。」と

言ってくれた。

 

 最後に、買う段になって、カワイに下取りはどうかと聞いたら、50万だったら、絶対にお得なので、

そちらのほうがいいといわれた。こんなに買い取りに差があるとは、思いもよらなかった。

(皆さんも、ピアノを売るときは、何件か当たるといいと思います。私にメールをいただければ、どこがいい

値段かお知らせします。)

 

 少し、脱線しますが、考えてみると、ピアノは安い。というのは、買ったときは確か88万だったので、19年使って

たったの38万しか目減りしていない。という事は、一年2万円です。これに調律代の1万5千円を足しても

3万5千円ですから、月々3000円かかっていないわけです。なんと1日100円!!!

−−−−−これをカミさんに強調しました−−−−−

 

 もう一点。

例の病気の手術料が、保険から○○万円出ました。もともと、自分の身体で稼いだお金なので、自分のために

使うつもりでした。差し引きすると、「あ!何とかなる!これならあの財布のヒモの固いカミサンも説得できる。」

 

で、買っちゃいました。

 

さて、3/29日の午前中に、引き取り、午後から、新しいピアノの納入という事で、日取りも決定しました。

 

 引取りのほうは、少し不安がありました。というのは、製造番号だけで価格が決定して、現物を見に来た

わけではないので、もし、見てから値段を下げられたら困ると思ったからです。

もともと、傷はほとんどありませんが、20年近くも使っていたので、擦り傷くらいはあります。

 でも、業者は何も言わず、50万円、現金を出しました。(ほーーーーっ!)

 

そして、約一時間ほどで、降ろし終わりました。

 

 さて、納入のほうです。これは、来て窓枠の寸法を測って、すごく不安そうな顔をしました。そして何度も、行ったり

来たりして、測るのです。こちらとしては、一つ上のサイズのピアノが出し入れできたのだから、問題ないと思って

いたのに、・・・・・。

 結局、今持ってきている舟(ピアノの横に取り付けて、クレーンで上げるときにピアノを保護するスノコみたいな

もの)では、大きすぎて入らないので、小さなものに変えないとダメと言い出しました。

 

そして、日を改めてといったので、非常に困りました。この時点で4時半。

 

 もし、そうなると、ピアノの部屋の中にあったものが、全部、隣の寝室に入れてあったので、今晩寝るところがなくなる

からです。そこで、何とか遅くなってもいいから、今日やって欲しいと頼みました。

 一台、積んでいてそれが終わってからになるとのことでしたが、こちらはOKしました。

 

そして、夜8時半からの作業になりました。デジカメが壊れて、子供のデジカメを借りたのに、また壊れてしまったので

(祟りでもあるのか?)まだ、設置が終わったところの写真は、取れていません。

ですから、写真のアップは後になります。

 

とりあえず、降ろす作業の写真だけです。

 

 

 

 ピアノを弾く皆さんから、「すごく羨ましい」といわれていますが、本人はアップライトからグランドに変わったわけではなく、

グランドからグランドなので、さほどの感激はありません。まだフェルトが新しいので、弾くと疲れます。弾き込まないと本当の

音は出てこないそうなので、一生懸命、練習するしかありません。(老骨に鞭打って。)

 

 音のほうも、どう違うかは、私の拙い耳ではよく分かりません。ただ一つ、響板の目の細かさは、前のものと比べて、約

3分の1〜2分の1くらいです。細かければ細かいほど、音の立ち上がりが早いとのことなので、いいものではないかと思います。

 来年の還暦祝いと、定年祝い(自営業の私には、悲しいかな、ありませんが)の先取りという事で思い切って、交換しました。

 

ちょっと、さびしい話ですが、人生の残り時間を考えたとき、思い切って替えてよかったと思っています。このピアノを20年使うと

79歳か・・・・・。なんとか、そのくらいまでは使いたい。

 

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