やりたいけど迷っている方へ ホームへ戻る
−−−やってみたいけど、大変そう−−−
そうです。これまでに書いたように大変です。
でも、自分で一生の宝を手に入れられると思えば、こんな苦労はたいしたことはありません。
この「ピアノが弾ける」という宝はどんな泥棒や詐欺師でも持っていくことはできません。
そして、これまで数多くの作曲家が残してくれた膨大な数の曲があります。
あなたが習った曲の一つ一つがまさに珠玉になります。
ピアニストが弾く曲−−−当然、すばらしい。
でも自分の指先から出る旋律−−−これはもっとすばらしいのです。まさに陶酔の境です。
迷っている理由は何ですか?
時間がない
どんなことでも、できない理由の一番に挙がります。
これは、主にできないことを正当化するいいわけです。
今、働き盛りで、とても練習する時間がない。そういう人だって1日30分の時間は
何とかなるはずです。(TVを見ないようにする。電子ピアノを買って、深夜・早朝に
練習する。パソコンの時間を減らす。)
定年になって時間ができたら始めたい
ピアノを始めるのに、何歳が限界かなどということはないと思います。
ただ、若ければ若いほど、技術面の習得に有利なことは間違いないようです。
「定年になって時間ができたら始めよう。」というのも一つの考え方ですが、楽器を弾ける
ようになるには時間がかかります。
逆に時間があれば習得できるというものでもありません。
また、いくら(仕事をしていないから)時間があるといっても、一日中、練習はできません。
(若くないから疲れや厭きがきます。)アマチュアの場合、一日の練習時間は1時間〜2時間がいいとこです。
そう考えると、忙しい中、何とか時間を作って、始めるのがベストの選択ではないかと思います。
これは、飛ぶための助走区間と考えることもできます。
私の同級生で、最近始めた人がいます。
この人も、あと3年で定年だから、それから始めたいと言っていました。
この人に私は言いました。
「今すぐに始めたほうがいい。今でさえ、若いときに比べれば、指も硬いし
記憶力も落ちている。3年後に始めるのと、今始めるのとでは、到達する
高さがかなり違うはずだ。」と。
過去の人生は、どうしようもありませんが、今からの人生を考えた場合、誰でも
今が一番若いんです。−−−−−そう、始めるのは今なんです。